英単語の正しい覚え方|おすすめの【2つの方法】を記憶のメカニズムに基づいてシンプルに解説!

2021年2月17日水曜日

英単語 学習法





これでやれば間違いない!受験や資格試験から英会話にいたるまで全ての英語学習の基礎となる「英単語学習」の正しいやり方について見ていきます。


英単語は丸暗記では意味がない?!
→「覚え方」は○○と一緒


まず、考えてみてください。

あなたは学校や職場で人の顔と名前を覚えたとき、どのようにして覚えてきましたか?

きっと、その人の体格や声、趣味や性格を知って覚えたり、また、あまり話さない人でも繰り返し毎日会う中で自然と覚えていったのではないでしょうか。

覚えたい人の情報、例えば「田中太郎」という人の名前を覚えるために、何度もノートに「田中太郎、田中太郎、田中太郎.....」と書いて覚えたという人はいないのではないでしょうか。

このように、経験して覚えることを「エピソード記憶」と言います。

エピソード記憶に関して、京都産業大学の平野准教授は次のように仰っています。

長期記憶は、エピソード記憶・意味記憶・プライミング記憶及び手続記憶の4つに分類され、その中のエピソード記憶は、長期間にわたって記憶にとどまり、自分の意志で想起可能である
(平野亜也子, 記憶に焦点を当てた英語授業 : 処理水準モデル、かかわり度仮説及び脳科学の知見にもとづいて, 2014)


つまり、英単語を覚えるには、人の顔と名前を覚えるプロセスと同じプロセスを踏むべきだということです!

POINT人の顔と名前を覚えるプロセス = 英単語を覚えるプロセス

【インパクト】と【繰り返し】が鍵


私たちは今までに2種類の覚え方で人の顔と名前を無意識に覚えています。

1. 強いインパクトによって一瞬で覚えてしまう
2. 繰り返し会う中で気づけば覚えている

例えば、新学期でクラス替えをして、みんな初対面で知らない人ばかりでも、身長が2m以上あって声がめちゃくちゃ高いKEN君がいたら、まずその子のことは無意識に覚えてしまうでしょう。

また、新学期のはじめの頃は数人しか名前を覚えてられないとしても、卒業する時にはクラスメイト全員の名前を覚えていると思います。

これに関連して、日本の英語教育を研究されている植草学院大学の安藤教授と長谷川教授は、次のように仰っています。

最近の研究で分かってきたことは、記銘することよりも、思い出すこと(想起)の方が記憶の定着に役立つということである。始めに新しい言葉を勉強したら、後で繰り返し思い出す方法が良い
(安藤則夫, 長谷川修治, 「楽しさ」と「反復練習」は記憶強化に役立つか?, 2013)


このように、英単語を覚える時も、エピソード記憶を利用して、反復練習することが大切だということです。

POINT
強いインパクト
繰り返すこと

強い【インパクト】で一瞬で覚えて忘れない!


私たちは心が動かされたときのストーリーは忘れないけれども、特に心が動かされないストーリーはすぐに忘れてしまいます。

例えば、感動して涙した映画やドラマは何年経っても覚えているけど、学校の全校集会の時の校長先生のお話は全く覚えていないですよね。ごめんな、校長先生。。

それでは具体的にどうしたら英単語を覚えるときに強いインパクトを脳に与えることができるのでしょうか?

その答えは、プチ英作文です。

英作文といってもガチガチにきっちりした文章を作る必要はなく、覚えたい単語の例文を自分のリアルなシチュエーションに合うようにちょっと変えるだけで構いません。

例えば、”compare”という単語を覚える場合、

”We went to different shops to compare prices.”
(出典:Longman Active Study Dictionary)


という例文ならば、

I bought protein powder at Myprotein by comparing prices.

と変えてみるとどうでしょうか?

プロテイン愛用者なら例文よりずっと心に残る文章になったのではないでしょうか?そして、文を作る過程で「いやまじでマイプロ(Myprotein)一択だわ、コスパ的に比較にならねえわ。」と、実際の状況をイメージしながら文を作るので、”compare”のイメージが頭に広がり、強いインパクトとなって心に残りやすくなります。

昭和女子大学の横山紀子教授は、先行研究で

効果のなかったアウトプット
効果のあったアウトプット

のそれぞれについて次のように仰っています。

この相異なる結果を導いた要因の一つは、前者の処方が文脈のあまりない文型練習に近いアウトプットであるのに対し、後者の処方が学習者の関心を引きつける内容を持った豊かな文脈のアウトプットであったことが指摘できる。また、本調査の結果でも、アウトプットを経ることによる意味の習得に文脈の存在が関わっていた可能性が示唆された。
(横山紀子, 言語習得におけるインプットとアウトプットの果たす役割, 2004)


このように、効果的なアウトプットは「学習者の関心を引きつける内容を持った豊かな文脈」が絶対条件であり、そのような文はあなた自身にしか作れないのです!

プチ英作文は、本当にちょっと変えるだけでいいんです。そのちょっとが大きなインパクトを脳に残し、忘れにくいことに加え、実際に自分で使える英単語にすることができます。


POINT
心に強いインパクトを残すためにプチ英作文をしよう!

↓プチ英作文の元にする例文は "Longman Active Study Dictionary" という英英辞典で調べるのがオススメです!各単語の意味ごとの自然な例文が網羅的に掲載されています!

最終奥義【厳選繰り返し】



プチ英作文」によって英単語は格段に覚えやすくなります。

しかし、1回プチ英作文したからと言ってその先ずっと覚えているということはとても稀です。脳は1回だけ見た情報よりも、何度も繰り返し見た情報の方が重要だと判断しやすく、より記憶に残そうとします。

なので、繰り返すことは、残念ですが必須です。。

それでもちょっとした技があるのでお教えします。

それは、分からない単語のみ厳選して繰り返すという技、名付けて「厳選繰り返し」です。

英単語帳に載っている全ての単語について1つ1つに全力を注いでプチ英作文をする必要はありません。特に苦手な単語に絞って、プチ英作文をしていけばいいのです。その他の単語はちょこっと意味を確認する程度で大丈夫です。

分かっている単語に無駄に力を使うよりも、分からない単語に集中して力を注いだ方が効率が良く、かつ効果も高いです。

ぜひこのやり方で1度やってみてください。

POINT
分からない単語だけ厳選して繰り返しプチ英作文しよう!

まとめ

今回は、英単語の覚え方について、人が物事を覚える時のメカニズムに焦点をあててざっくりとお話しました。

まとめとして、「インパクト」と「繰り返し」の2つが単語を覚える上で重要で、そのために「プチ英作文」と「厳選繰り返し」を今回提案させていただきました。

まとめ
プチ英作文をして心に強いインパクトを残そう!
単語を厳選して繰り返しやろう!

いや〜単語覚えるのってしんどいですよね。なので少しでも楽に、効率よくさっさと終わらせてしまい、次の楽しい英語学習のステージに行きましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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